相続した不動産（土地建物）の売却方法

状況

ご主人がお亡くなりになったということで相談者様（長男Ｂ、広島市在住）がご来所されました。

お亡くなりになられたご主人の相続人は、妻Ａと、長男Ｂの２人でした。
長男Ｂが相続して売却したいが、どのような手続きになるでしょうか？

司法書士の提案・解決　

①不動産の相続登記を行い、名義変更する

不動産（土地建物）の所有者が亡くなり、これを売却する場合、銀行の預金口座の相続による名義変更を行うのと同様に、不動産の名義変更が必要となります。これを相続登記といいます。

②‐①不動産会社に売買価格の査定をしてもらう

①の相続登記をするのとほぼ同時に、不動産会社に売買価格の査定をしてもらい、売却の手続きをスタートします。

②‐②建物は解体したほうが良いの？

売却を前提とした相続の場合、よく相続人の方から建物は解体したほうが良いのか？との問い合わせを受けます。

建物があまりに古くて解体しなければ売却できない土地であれば、①相続人で解体して売却するか、②建物付の土地を売却した後、買主にて解体してもらう方法のどちらかとなりますが、解体するには近隣挨拶や、固定資産税の増額等のデメリットがありますので、すぐに売却するのであれば、不動産会社に解体を任せた方が良い場合が多いと実感しています。

どちらにせよ事例によって異なりますので、種々の事情を把握したうえで、より良い選択をして頂くようお手伝いします。